🎬『えちてつ物語 〜わたし、故郷に帰ってきました』109分。
2018年11月23日全国公開。
【あらすじ】
10年前に上京したものの、
お笑い芸人としては
全く売れなかった山咲いづみ。
いづみは、
友人の結婚式に参加する為に、久しぶりに
故郷の福井・勝山に戻ってきます。
披露宴で出会ったえちぜん鉄道の越智から、
アテンダントにならないかと誘われます。
歳の離れた血の繋がらない
兄の一家が住む実家に住みながら、
しばらくの間アテンダントとして
働くことになります。
そんな中、
爽やかイケメンな整備士南部に出会い、
いづみのテンションは上がりまくり。
だから当然、ミスを連発します。
どこか浮ついて腰掛け的な態度のいづみに、
真剣に仕事に取り組む年下の同期ー奈緒から
「もっと真面目に仕事してください」
と、言われてしまいます。
また、黒川駅長からも
「そんな中途半端ないい加減な仕事を
するのなら、やめてしまえ！」
と、厳しい口調で言われ凹んでしまう。
そんなハンパなアラサー女子が、
抱えていた葛藤や家族に対する
葛藤を乗り越え、
仕事を通して
成長していくさまが描かれています。
📀DVD『RAILWAYS』130分、2010年。
【あらすじ】
大手家電メーカーで働く筒井（中井貴一）。
彼は、経営企画室長として順調に
出世コースを歩んでいた。
近々取締役への昇進が決定し、
まさに順風満帆の人生を
送っているように見えるが、
仕事を始めた妻は多忙になりスレ違い。
娘との間はギクシャクしていました。
そんなある日、
故郷島根に住むの母親が倒れた
と、連絡を受けます。
とそこへ更に、
仲の良かった同期ー川平（遠藤憲一）が
交通事故で亡くなったと知らされます。
そこではじめて、
筒井はこれまでの人生や
これからの人生のことを考え始めます。
筒井は会社を早期退職。
子供の頃になりたかった、
島根のローカル線「一畑電車」
の運転士になってしまいます。
本当にやりたい仕事を始めた筒井は、
別人のように穏やかで優しい表情を
取り戻します。
筒井と同じく中途採用された青年
宮田（三浦貴大）。
彼は、
ケガのせいでプロ野球選手になれず
生活の為に中途採用され運転士となるが、
周囲に対して心を閉ざしていました。
好きなことを仕事にできた筒井と、
天職と言える仕事を失った若者
宮田の対比が描かれています。
始めのうち、どこか荒んだ雰囲気で
人を寄せ付けなかった宮田だったが、
筒井の影響か段々と前向きに
なっていきます。
後に彼も、自分の出来る範囲で
打ち込めるものを見つけます。
エリート会社員を辞めて、
本当に自分がやりたかった仕事を選んだ
49歳の筒井。
そんな彼の人生と家族再生の物語です。
📀DVD『RAILWAYS2 〜愛を伝えられない大人たち』123分、2012年。
【あらすじ】
定年をひと月後に控えた、
電車のベテラン運転士滝島（三浦友和）。
そんな滝島に尽くしてきた
専業主婦の妻ー佐和子（余貴美子）。
滝島は、
定年後は佐和子と一緒に旅行に行ったり
する事を密かに楽しみにしていたが、
看護師の仕事に復帰したい
と、言われてしまいます。
そのことがキッカケで口論となり、
カッとなった滝島は
思わず「出て行け」と、言ってしまう。
佐和子は家を出て、
訪問看護の仕事を始めます。
そのまま二人は
別居生活に入ってしまいますが‥。
滝島は、毎日仕事で疲れた体で
慣れない家事をするが、
仕事をしながらの家事の大変さを
実感します。
いつも何も言わずに尽くしてくれていた
妻のありがたみを感じます。
妻も仕事を通して、
愚痴も言わずに長年
自分や子供たちを養ってくれていた、
夫の大変さを理解します。
互いの大変さは理解できるけど、
今さら謝りたくても謝れない二人。
このまま別居状態が続くのか
と思われたある日。
山の中を走行中の滝島の運転する列車が、
落雷の為に緊急停車してしまいます。
この時、 列車内には何人もの乗客が
乗っていたが、
その中のひとりの老女が倒れてしまう。
彼女は、佐和子が見ている患者でした。
知らせを聞いた佐和子は、
車を飛ばし崖をよじ登り、
車内にいる老女の元へと駆けつけます。
看護師として
真剣に仕事を取り組む佐和子の姿を見て、
滝島の気持ちに変化が現れます。
素直になれない不器用な夫婦の
再生の物語です。
3作品とも、優しい余韻が心地よいです。
風景も綺麗だったし、
映画の中のローカル線に乗って
ロケ地巡りしてみるのもいいですね。
『RAILWAYS３』の公開
終わってしまったかなぁ。
見に行きたかったです。
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